漬物を無添加でつくる意味

無添加で漬物をつくるにはちゃんとした理由があります。

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漬物を無添加でつくる意味

樽の味は無添加で漬物をつくることに価値があると考えています。

こちらのページでは樽の味の作業長の細田幸平が今までに調べた添加物に対しての考え方、そして漬物を無添加でつくること、その意図や意味、価値を公開しています。下記のテキストリンクをクリックすると読みたい記事のところへ移動します。戻ってくる場合は「ページの先頭へ戻る」をクリックしてください。

※参考文献「食品の裏側」著者【安部司】
※参考文献「食品添加物の危険度がわかる辞典」著者【渡辺雄二】

添加物の話

添加物がなぜ存在するのか

熟練の技や手間暇を引き換えにした代償なのです。

醤油じゃない醤油

醤油じゃない醤油風調味料とは。

凄まじい添加物のチカラ

添加物はまるで魔法のようなクスリなんです。

表示だけではわからない添加物

アミノ酸等の「等」に含まれる添加物の本当の話。

日本人の平均添加物摂取種類

私達は一体どれほどの添加物を摂取しているのでしょうか。

添加物の危険性

一番の危険は、摂取種類の多さなんです。

無添加への取り組み

着色料は必要ない

昔は原色に近い色ほど美しい思われていました。

化学調味料を無理に添加する必要もない

うまみは自然に出来るくらいが丁度いいです。

保存料も使わない

実は昔ながらの製法に保存性を高める方法があるのです。

無添加の難しさ

無添加でつくることは簡単そうに見えて実は難しいのです。

無添加、発酵食品の良さを伝えること

発信しなければ伝わらないことがあるのです。

無添加生活のすすめ

隠された添加物

ウラワザによって合法的に添加物を隠すことができるのです。

子供の食べ物ほど要注意

ハンバーグ、ソーセージ、コロッケ、スナック菓子等、実は子供の食物のほうが添加物が満載なんです。

実は怖い甘味料

日本人が甘味料を口にするようになってまだ100年程しか経っていません。

美意識と価値観

造られた着色に惑わされない感覚を磨きましょう。

料理を楽しむこと

料理って本当は大変な作業なんです。

食の大切さを改めて知ること

食べるとは生命を喰らうこと。殺すことでもあるのです。

添加物の話

添加物がなぜ存在するのか

無添加のかまぼこ

本来、漬物に限らず、加工食品全般は非常に手間暇がかかるものでした。
たとえば「かまぼこ」
本来であれば朝の3時に起きて市場からイトヨリやエソなどの地魚を仕入れてきて、 かまぼこをつくるという方法が主流でした。ところがこの方法、仕入れてきた魚をさばいてすり身にして蒸さないといけないのですが、 魚は毎日同じ物を使うわけではありません。 脂の乗りも日によってまちまちですので魚の状態を見分けて、 練り加減や塩加減などの微妙な調節をしなければなりません。 そしてそれには長年の職人のカンや技術が必要なんです。
しかしながら、時代は逆境です。
大量消費型スーパーマーケットからは安くて多くできるものを求められる時代です。
輸入品の「冷凍すり身」に「化学調味料」や「たんぱく加水分解物」、 「大豆たんぱく」などを使えば、カンタンにある程度の味にまでは持っていけるのです。
朝の3時に起きる必要もなければ、毎日魚の状態を見分けて練り加減や塩加減を調節する必要もありません。
なにより、そんな大変な仕事を継いでくれる後継者がほとんどいないのが現状でしょう。
添加物に頼らなければ手間暇や労力は莫大なものとなってしまうのです。

添加物は存在するべくして存在するのです。

添加物が存在するのはある程度仕方のないことだったのかもしれません。
職人のカンや技とひきかえに便利さ、手軽さを現代人は手に入れたのです。
そして、これは単にかまぼこに限ったことではなく、漬物や醤油、味噌、お酒、加工食品全般に言えることだと思います。


醤油じゃない醤油

無添加の丸大豆醤油

今は醤油じゃない醤油がつくられています。

最近は1リットル200円の醤油や中には特売が重なって1リットル100円の醤油なんかもあるそうです。

醤油1リットル 100円

ありえない値段だと思います。

本来醤油は大豆と小麦、塩と麹によってつくられます。
長い期間熟成され、麹からつくられた酵素が大豆や小麦のたんぱく質を天然のアミノ酸に、でんぷんを糖分へと変化させます。こうやって天然の旨みを熟成発酵によって生じさせるのが醤油です。
手間もかかれば暇もかかります。まず100円ではできません。
では何故100円の醤油が存在するのでしょうか。
それは醤油ではないからです。醤油風の調味料なのです。

しょうゆの旨みのもとはアミノ酸です。
このアミノ酸は長期熟成発酵させなくともタンパク質を塩酸で分解すれば人工的に創りだすことができます。この時に使用する大豆は脂を絞った後の絞りかすの脱脂加工大豆で十分に精製可能です。
しかしこのままでは色も香りも十分なうまみもありません。
そこで添加物です。添加物を使えばさらに本物に近づけることができます。
まずはグルタミン酸ナトリウムで旨みを強化。ステビアやサッカリンナトリウムなどで甘みを追加し、増粘多糖類でコクとトロミを補強、色は「カラメル色素」で着色。
香り付けには「本物の醤油」を少々。
熟成発酵していないため日持ちがいまいちです。そのために「安息香酸」等の保存料を添加します。
これで味も匂いも見た目も似ている醤油風調味料をつくることができます。
これなら1リットル100円のコストでつくることもできなくはないでしょう。

すなわち100円の醤油は醤油ではなく醤油風調味料なのです。

これは醤油に限った話だけではなく、味噌やお酒もそうですし、漬物にしてもそうです。
本来発酵食品であるはずのものが添加物という便利な道具によって製法が簡易化され、熟成発酵させる部分を大きく省略してしまった。
そのせいで自然のうまみや、酵母・乳酸菌による健康的な力も薄れてしまったのです。
このご時世、安いものが売れると思われがちですが、安いものには安いなりの理由があります。
そしてその理由を消費者のほとんどは知りません。
安いものが悪いというわけではありません。
安いものはどうして安いのか。
そして高いものはどうして高いのかを、誰もがもっと深く知るべきだと思います。


凄まじい添加物のチカラ

添加物のチカラ

「醤油じゃない醤油」で紹介しましたが添加物のチカラはそれはそれは凄まじいものです。

原料は白い粉と水だけで豚骨が一切入っていないのに豚骨スープをつくりだしたり、
色の悪い低級品のタラコが添加物液に一晩つけておくだけで翌日には赤ちゃんのようなつや肌に生まれ変わるとか。

まるで魔法のようなクスリ(業界用語)なのです。

他にも例はあります。

たとえば、コーヒーフレッシュはご存知ですか?
あのコーヒーに入れるミルクを凝縮させたようなものです。
あれも実はサラダ油と添加物だけでつくられており、ミルクの原料は入っていないものなんです。
賞味期限も長いですし、考えてみれば当然かもしれないですが、意外と知らない事実なんですね。

他にも塩漬けされた輸入品のくろずんだ野菜でも、漂白剤で漂白した後に、合成着色料で色をつけてしまえば立派な漬物になったりとか。

ハムなんかもそうですね。
色が悪くならないように亜硝酸ナトリウムで発色させたりとか、
通常100kgの豚肉を水と添加物を注射器で注入して130kgに増量したりとか、まさに水増しですね。。。

あとはコンビニのカットサラダもそうです。
普通キャベツなんかは包丁で切って空気に触れてしまうと、ほどなくしてしなびて色が変色してしまうのにコンビニのサラダは変色しません。
それは殺菌剤のプールに何度も漬け込んでいるからなんです。しなびないようにph調整剤も入れば完璧です。

さらには90日間腐らないコンビニのおにぎりや、180日間腐らないハンバーガーなども添加物のチカラです。

他にもキリのないくらいたくさんの事例がありますが、とにかく添加物とはそれはもう魔法のようなクスリなのです。

これだけ便利なものですから「使わない」というほうが無理な話でしょう。
今の時代、添加物を使うことが当たり前の時代であり、添加物を避けて食事をすることのほうが難しい時代なのです。


表示だけではわからない添加物

食品の表示例

食品の原材料表示を見ると
調味料(アミノ酸等)

という風に書かれたものを見る時があると思います。 実はこの「等」の中には多くの添加物が含まれるのです。
「グルタミン酸ナトリウム」「DL-アラニン」「グリシン」などのアミノ酸系はもちろん、
アミノ酸系以外の「核酸」なども「等」に入るのでOKです。
何種類入れてもいいので、加工する側としては非常に便利な法律になっているのです。

例で言うと

【酸味料】というくくりの中には
「クエン酸」「酢酸」「アジピン酸」「イタコン酸」「フィチン酸」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【乳化剤】というくくりの中には
「グリセリン脂肪酸エステル」「カゼインナトリウム」「レシチン」「ステロール」「キラヤ抽出液」 等が含まれます(含まれないものもあります)

【イーストフード】というくくりの中には
「塩化アンモニウム」「硫酸カルシウム」「塩化マグネシウム」「臭素酸カリウム」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【かんすい】というくくりの中には
「炭酸カリウム」「炭酸カルシウム」「炭酸ナトリウム」「リン酸ナトリウム」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【香料】というくくりの中には
「イソ吉草酸エチル」「ギ酸イソアミル」「ソトロン」「アセト酢酸エチル」「酢酸ブチル」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【ph調整剤】というくくりの中には
「クエン酸」「リンゴ酸」「酢酸ナトリウム」「グルコン酸」「コハク酸」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【ガムベース】というくくりの中には
「酢酸ビニル」「エステルガム」「オゾケライト」「パラフィンワックス」「マスチック」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

【光沢剤】というくくりの中には
「シェラック」「モクロウ」「ミツロウ」「ウルシロウ」「モンタンロウ」 等が含まれます(ものによって含まれないものもあります)

というふうに用途別にくくった添加物の「等」には様々な添加物を入れることができるのです。
そして表示記載を免除することもできます。

また、加工助剤という区分にはいるものもそうです。
たとえば「凄まじい添加物のチカラ」で話したようにコンビニのカットサラダは変色やしなびれを防ぐために大量の殺菌剤プールに浸け込まれますが、 表示には殺菌剤はありません。最終的にそれが除去されたり、中和されてしまうものであれば記載しなくてもいいというルールなのです。
サラダの殺菌剤プールは次亜塩素酸ソーダですが、加工工程で使われただけで、製品になったときには残っていないため免除されるというわけです。

このように現在の法律では原材料表示だけでは添加物のすべてがわからないものになっているのです。


日本人の平均添加物摂取種類

添加物の種類

一般的に日本人が一日に摂取する添加物の総量は10g強と言われています。年間約4kgですね。
かなり多い数字だと思いますが、問題はそれではありません。
肝心なのは添加物の摂取種類の多さです。

例えば一般的な家庭が食べる食品の食品表示を例にしてみましょう。

『味噌汁』
(ダシの素の中にアミノ酸等)

『調味漬けたくあん』
(アミノ酸等、ポリリン酸ナトリウム、サッカリンナトリウム、グアーガム、酸味料等、ソルビン酸カルシウム、黄色4号、黄色5号

『明太子』
アミノ酸等、ソルビット、たんぱく加水分解物、アミノ酸液、ph調整剤、アスコルビン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、甘草、ステビア、リゾチーム、亜硝酸ナトリウム

『かまぼこ』
(アミノ酸等、リン酸ナトリウム、乳化剤、たんぱく加水分解物、炭酸カルシウム、ソルビン酸カルシウム、ph調整剤、グリシン、赤色3号、コチニール

『カレーライス』
(アミノ酸等、乳化剤、酸味料、酸化防止剤、着色料、香料)

ざっと見渡すだけでもこれほどの添加物があります。しかも一括表示の免除をしているものもあります。実際にもっと多くの種類の添加物があります。

さらに、醤油、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング等にも添加物は豊富に添加されています。

平均すれば日本人は一日に100種類以上の添加物を口にしているのです。

添加物の危険性

添加物のミックス

さて、添加物の話も最後です。最後は添加物の危険性についてです。

現在つかわれている食品添加物ひとつひとつはすべて国の基準に基づき、ネズミで臨床検査されたものばかりです。
中には発がん性物質と認定されているものもありますが(例えば安息香酸)
ほとんどは基準値を超えない限りはまず安全と言われているものです。
しかし、本当の危険性は別にあるのです。

かつて添加物商社のトップセールスマンであった「食品の裏側」著者の安部司氏も言っていることですが、
『日本人は一日に数十種類もの添加物を口にします。そして、数十種類の添加物が体内で混ざり合った場合にどうなるか。この場合の臨床試験はほとんどまともにされていない。』 ということなんです。

この安部氏は添加物の営業と知識にかけてはそれは凄まじかったらしく、歩く添加物辞典、添加物の神様ともうたわれるほどの人物です。その人が言うのだから間違いのない事実でしょう。

気になるところは、安部氏がどうして添加物の裏側、影の部分を暴露するようになったのか。

詳しくは「食品の裏側」を読めばわかりますが、ここで簡単に説明すると、 彼はあるメーカーから普通はペットの餌用にしかならない「端肉」というクズ肉から何か作れないかと依頼されました。
彼はそのメーカーのために誠意を尽くします。

そして一つの商品が生まれます。クズ肉からミートボールができたのです。 「組織上大豆たんぱく質」「ポリリン酸ナトリウム」「グリセリン脂肪酸エステル」「ラード」「結着剤」「リン酸カルシウム」「乳化剤」「保存料」「酸化防止剤」「PH調整剤」「赤色3号」「赤色102号」「カラメル色素」「ソルビン酸」「増粘多糖類」など、添加物の種類は30種類にもなったそうです。
添加物を知り尽くしている彼にとってみれば、通常人間が食べることも難しいような食材でも、まるで魔法のような力で商品に仕上げられたそうです。
そのミートボールは1パック100円をきる価格で売りだされ、それはそれはビルが建つほどの売上をあげたそうです。
彼もその時までは、本来であれば廃棄されるようなものが食品としてよみがえるのですから、世のため、人のために良い事をしたと思っていたそうです。

そんなある日、事件は起こります。

彼の家族である妻がそのミートボールを購入していたのです。

食卓にて妻と娘が食べようとしている最中、
彼はそのミートボールが自分の開発したものだと気付くと、

「ちょ、ちょ、ちょっと待て待て!これを食べたらいかん!」

と、思わず口に出してしまったそうです。

そう、彼は世のために、人のために良かれと思ってやってきたことだったのですが、
身内がそれを食べるのを見た瞬間に「本能的に悟った」のです。
これは自分の娘や妻には食べさせたくないものだと・・・。

1500種をもこえる添加物ひとつひとつに定められた国の基準や臨床試験の結果などもすべて彼の頭の中に入っているそうです。

そしてすべての添加物がそれをクリアしていることも知っています。
しかしながら彼の本音は数十種類もの添加物が同時に娘の体内に入るのはどうしても避けたかったということです。 数年先にどんな影響をおよぼすのか、想像もつかないようなものだということなのです。

ほどなくして彼は会社を辞めました。
添加物の裏側、影の部分を公に話したり、講演会を開いたり、書籍にしたりという行為に及ぶようになったのは、彼なりの罪滅ぼしだそうです。

罪といっても、決して添加物を100%否定しているわけではないです。
彼にとっての罪とは添加物の影の部分や食品の裏側のことを隠したまま、添加物を世に広めてきたことだというのです。

裏側を知っている消費者はほとんどいません。
消費者も裏側を知って頂いた上で食品を選んでもらえるような社会にしたいということらしいです。

ここまでが安部氏のいきさつです。

みなさんはどう思われましたか?

私、細田幸平はこの話を読んでから実行に移したことが一つあります。

それはこのページ「漬物を無添加でつくる意味」を作ったことです。

やはりこの話はすべての人が知るべきだと思いました。その気持の表れがこのページにはこめらています。


無添加への取り組み

着色料は必要ない

無着色の沢庵

戦後から高度経済成長時代にかけて、日本は明るい未来を築こうとしてひたすら走り続けてきました。

食品の色はまさにその象徴だったと思います。
原色に近いほど真っ赤な明太子やハムやソーセージ、真っ黄色な沢庵。鮮やかな色とりどりのキャンディなど。
それが美の象徴でもあったのです。
そして加工する側はより商品を販売するために着色料も容赦無く使われてきました。

しかし、樽の味は着色料は必要ないと考えます。 彩度の高い、鮮やかな色は確かに綺麗かもしれませんが、無理やり強制的にする必要はないです。
なにより着色料で染まった黄色のたくあんがどうしても美味しそうには見えません。
自身が美味しそうに見えないものにする必要などどこにもないということです。


化学調味料を無理に添加する必要もない

化学的な調味料

化学調味料の代表格でもあるうまみ成分といえばアミノ酸ですね。

アミノ酸自体は悪いものではありません。天然にも存在しますし、発酵等によってタンパク質が分解されて生じる天然のアミノ酸にはすばらしいうまみがあるのも事実です。
ただ、このアミノ酸はタンパク質を塩酸で分解すれば強制的に創りだすことができます。この時に使用する大豆は脂を絞った後の絞りかすの脱脂加工大豆で十分に精製可能ですし、コストパフォーマンスもいい。

ただ、やはりそれがどうしても美味しいとは思えないんですね。
長期熟成によってうまれる奥深い味とは違って独特な強いうまみが、不自然に感じるのです。
そして後味もよくない。
瞬間的なうまさはあるかもしれませんが、毎日食べたいと思えるような味ではないと思います。
そう感じる以上はアミノ酸を無理に添加する必要はないということです。

保存料も使わない

保存料も使用禁止

樽の味の漬物には保存料も必要ありません。
その大きな理由は「熟成発酵」にあります。
本来、漬物は野菜を長期保存する目的でつくられていました。
壺の中に野菜を入れ、糠と塩で漬け込むのです。
そうして冬、春を越えます。
壺から出してきた野菜は熟成発酵して漬物となり、独特の風味と酸味を備えます。
そして美味しく食べることができます。
どうして腐らないのでしょうか。
まず塩です。塩によって雑菌、腐敗菌が繁殖しにくい状態にします。
そして発酵です。植物性乳酸菌によって乳酸や酢酸がつくられると、腐敗菌や悪玉菌の嫌いな酸性環境になるからです。
植物性乳酸菌自体は酸に強いので、腐敗菌や悪玉菌を寄せ付けない環境を常につくれるというわけです。
したがって保存料を入れる必要がないのです。
それは漬物だけはなく、本当の発酵食品であれば醤油や味噌も保存料を入れる必要がないのです。

便利さコストを追求した商品は発酵する手間を省いているため、腐りやすいので保存料が必要ということですね。



無添加でつくる難しさ

野菜

着色料も使わない
化学調味料も使わない
保存料も使わない

こう書くと「なんだ無添加って簡単そうだな」と思えるかもしれません。

しかしながら、実際はかなり難しいのです。
昔ながらの「かまぼこ」製造方法でも書いていることですが、 職人の技術や経験と手間暇が非常に重要です。
無添加の製品は味の安定化が本当に難しいのです。
樽の味の沢庵に関して言えば、熟成発酵中の重石の重量や、傾き具合、温度などは繊細な注意が必要です。 重石の角度によって、大根にかかる圧力が強くなったり弱くなったりもします、 そういった強弱は歯ごたえに直結しますし、味の濃さにも影響します。
圧力は樽の上の部分なのか、下の部分なのかによっても変わってきますから、入念な調整が必要なのです。
しかも、一日やそこらではありません。半年から1年以上も管理しなければならないのです。
本当に多くの労力を必要としますし、時間や場所も必要です。

添加物の調味液を使って味の安定化ができる漬物とは比較にならないほど難しいことなのです。

無添加、発酵食品の良さを伝えること

日本の食卓

国立がんセンターによると
1970年~現在に至る40年の間に「ガンの罹患率(発症する率)」は3倍になったそうです。
たった40年の間に日本人のガン発症率は3倍です。
もはや異常事態とも言えます。

どうしてこうなってしまったのかは、現在も研究されているところですが、 大きな要因としてストレス、環境の変化、食生活の変化、と言われています。

私は食生活の変化だと考えています。
発酵食品や昔ながらの食べ物が激減してしまったことかもしれませんし、 日本人の添加物摂取量、摂取種類の増加もあるかもしれません。

今は昔よりも健康に直結するような食べ物が少ない時代です。
自ら調べ、選ばなければ自分の身を守れない時代になったと思います。

しかし、食品に関してはなかなか調べてもわからないものです。
インターネットで情報を仕入れて、図書館で借りた健康に関する本を読みあさり、ようやく理解できることなのです。

ただ、すべての人々が自由自在にパソコンを扱えるわけでもなく、時間に余裕があるわけでもありません。
かといって調べないから、選ばないから貧乏クジを引くような食品社会ではあってはならないと思います。

食品をつくる側ももっと積極的に情報を公開していかなければと思うのです。
樽の味は美味しい漬物をつくることも仕事ですが、無添加、発酵食品の良さを伝えていくことも義務と考え、お客様と末永く共存していけるよう精一杯努力いたします。



無添加生活のすすめ

隠された添加物

隠された添加物

最近、保存料をめっきり見かけなくなりました。コンビニに行って食物や飲み物の一括表示を一度ご覧になってください。
「保存料」という項目がほとんどないのです。
スナック菓子、ジュース等、色々探しまわってみても「保存料」というものがほとんど確認できません。
さて、これは一体どういうことかというと、実は「香料」や「酸味料」の中に「保存料の役割を持つ添加物」が含まれているのです。
表示だけではわからない添加物でも説明しましたが、香料目的であれば何種類もの添加物を添加しても大丈夫なのです。しかも合法です。
添加物の中には香料目的なのか、保存目的なのか、あいまいなものもありますので、そういった添加物であれば香料の中に入れてしまえるということです。
そして表示は「香料」のみ。
もうこうなると手品みたいなものですよね。ウラワザとも呼ばれています。

こういった手法も存在しますので、保存料の表記がなく、香料や酸味料の表記がある場合は、一見添加物が入ってなさそうにみえて実は結構入っていたりするパターンですので、 添加物の摂取を気にされている方は気をつけたほうがいいと思います。

子供の食べ物ほど要注意

無添加のハンバーグ

ハンバーグ、ソーセージ、コロッケ、スナック菓子等、実は子供の食物のほうが添加物が満載なんです。
というのも、子供が好きな食物は大抵加工食品です。ハンバーグやソーセージ、コロッケ等は練り物と呼ばれる部類の加工食品です。
家庭で手作りとなると手間がかかる料理なんです。
このため多くの家庭が手作りではなく、加工されたコロッケや冷凍ハンバーグを購入し、食卓に出されているのが現状です。
加工業者としても練り物系は元々手間がかかる料理ですので、容赦なく添加物が使用され(特にツナギに使う部分に添加物がよく使用されるます)、コストダウンに重きをおいた方法で仕上げた加工食品を販売し、広く流通させているのです。同様にスナック菓子なども大量生産大量販売が基本ですので、同じく添加物は多く使用されています。
子供の食物というイメージながら実は添加物が多く使用されている食べ物のほうが多いのです。
手作りでなくとも加工食品の中にも無添加のハンバーグやソーセージ等もありますので、色々と探してみるといいと思います。

実は怖い甘味料

甘味料

実は日本人が甘味料を口にするようになってまだ100年程しか経っていません。 それまでは甘味料という概念がなく、甘いもの自体が非常に希少な存在だったのです。
戦後、欧米にならって砂糖が普及し始めると、甘味料の需要は急激に伸び始めます。
しかしながら砂糖や人口甘味料の摂りすぎは、消化器系の働きを弱めてミネラルやビタミンの吸収を妨げ、免疫低下や肥満を招いたり、身体の機能にダメージを与え、キレやすくなる、うつ病や精神病など精神面をも脅かしてしまう。とも言われております。
甘味料には砂糖(スクロース)以外にもチクロ、サッカリン、アセスルファムK、ソルビトール、キシリトール、スクラロース、アスパルテーム、ステビアなどがあります。これらはモルモット実験ではクリアしているものの(現代では使用が制限されているものも有り)、これら甘味料が混合した場合の実験は行われてはおらず、私見になりますが、比較的安心できるのはソルビトール、キシリトール、ステビアぐらいのものだと思います。
近年はダイエット飲料が人気ですが、上記の甘味料がいくつか使用されているケースがありますので、注意が必要であると思います。

美意識と価値観

自然色の沢庵

真っ赤なウィンナーや真っ黄色な沢庵って美味しそうに見えますか?
最近の人は意識もだいぶ変わってきており、あまり美味しそうに見えないという人も増えてきました。
しかしながら昭和後期では大多数の人達が美味しく見えると感じていました。
おそらく、原色に近い色がウィンナーや沢庵の色であるという価値観がメディアによって刷り込まれたからでしょう。
その頃はインターネットもなく、メディアと言えばテレビしかなかったからですね。
最近は変わって来ましたよね。真っ赤なウィンナーや真っ黄色の沢庵は前ほど見かけなくなりました。代わりに肌色のウィンナーや、肌色の沢庵が出回り始めました。
その方が美味しく見えるという人達が増えてきたからでしょう。
日本人の美意識と価値観が変化してきた証拠ですね。
ちなみに今経済成長のまっただ中の中国では原色に近い着色料の加工食品が多く流通しています。
おそらく中国でもこれからは美意識や価値観の変化が起こってくるだろうと思います。
大事なのは本当に良い物、美しいものは何かという価値観を自分で見出していくことが大事だと思います。
食べ物は一生食べるものです。
ただ、なんとなく綺麗に見えるから買う。
という短絡的な考えではなく、しっかり見据えることで食べる物を選ぶべきであると私は思います。

料理を楽しむこと

家庭の料理

ここまで読んでくださった方ならだいたいお分かりになると思いますが、 調味料に気をつけて手作りで料理すれば、無添加の料理ができます。
何故ならば、自然の材料には添加物は入っていません(農薬は気をつけなければなりませんが)。
畑で採れたお野菜や、お肉やお刺身の切り身には添加物が入っていないのです。
それを自宅で無添加の調味料で調理するだけで無添加食品の出来上がりです。
どうです?結構カンタンに思えるでしょう。
しかしながら実際は忙しくてなかなか毎日手作りで料理する機会がなくなってきてます。
どうしても安くて手間のかからない冷凍食品や加工食品が食卓に並んでしまうんですよね。
そんなときはこの記事を思い出してください。
カンタンな加工食品には料理の楽しさもなければ、そのほとんどが健康にいいものでもないのです。
忙しくても料理をする楽しさを見出しましょう。
そして手作り料理ほど健康にいいということを常に頭の片隅に入れておけば、多少の忙しさはなんとかなるものです。
本当に忙しいときは思い切って手間のかからないステーキやお刺身になんかもいいですよ。多少高くつくかもしれませんが、その方が健康的な食事ですから。

食の大切さを改めて知ること

鶏肉の炊き込みご飯

「料理を楽しむこと」でも説明しましたが、最近料理する人が減ってきてます。
忙しいし、後片付けも面倒くさいからでしょうね。
そして加工食品や外食が多くなっていますね。

それと同時に食べ物の大切さを知る子供も少なくなりました(大人も)。

さて、質問ですがあなたは生計を立てるため、または自分の食糧を得るため、自分でヒヨコから育てたニワトリの首をひねり殺すことができますか?

私は非常に、非常に、悩みます。できないかもしれません。

できる人はかなり少ないのではないでしょうか? しかし、昔は実家が農家という方も多かっため、生計を立てるため、また自分の食糧を得るために、ヒヨコから育てたニワトリの首を自らひねり殺していたのです。
子供も例外ではありません。小学生もひねり殺すことを強制されていました。

「食品の裏側」著者【安部司】さんも泣きながら殺していたそうです。
想像してみてください。すごく残酷に見えるでしょう。

しかしながら、昔はこうやって殺してまで食べ物を確保することが大切だったのです。

自分がもしその立場なら、そうまでして手に入れたニワトリのお肉を決して残したりしないでしょう。
どんなに美味しくなくとも、残さず食べるでしょう。

それだけ食べるということは大切なことなんです。

食べるということは生命体の命を絶つこと。本当に残酷な一面もあるのです。
しかし今の世の中は加工食品に満ち溢れ、カンタンに安く食べ物が手に入る時代です。
カンタンに手に入るから子供が手羽先を食べ残しちゃっても「まいっか」で済ませてしまう。
簡単に加工されているものが豊富にあるから料理することが面倒くさいと思えてしまう。

添加物は非常に便利な面もありますが、それだけに人間の大切な部分も奪ってしまっているのではないかと私は感じています。

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